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目次（II. 筋系）

筋系の図譜

主要な頚部筋群

• 広頚筋は薄い皮膚筋であり、顔面から第2-3肋骨まで伸びて皮膚の運動を制御する
• 胸鎖乳突筋は胸骨部と鎖骨部の2つの頭部をもち、頭部の回旋と傾斜に重要な役割を担う
• 胸骨舌骨筋、胸骨甲状筋、甲状舌骨筋は舌骨と喉頭の位置を調節する

斜角筋群

• 前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋の3つの主要な斜角筋が存在し、頚椎の屈曲と回旋および呼吸の補助に関与する
• 斜角筋裂は前斜角筋と中斜角筋の間に位置し、鎖骨下動脈と腕神経叢の重要な通路を形成する

深部頚筋

• 頚長筋は環椎から第3胸椎まで伸び、直部、上斜部、下斜部の3部により構成される
• 頭長筋と前頭直筋は後頭骨底部に停止し、頭部の前屈と回旋に関与する

[図506]頚筋と舌骨上筋 I (11/20)　左：表層、広頚筋を残した状態。右：表層、広頚筋を除去した状態。

[図508] 頚部の筋および舌骨上筋 II（11/20）

右側：広頚筋を除去し、胸骨舌骨筋と肩甲舌骨筋の上腹を切断。左側：広頚筋および胸鎖乳突筋を除去。

[図509] 頚部の筋および舌骨上筋 III（11/20） 右側：鎖骨、広頚筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋、大胸筋、鎖骨下筋を除去。肩甲舌骨筋の大部分（下腹、中間腱、上腹の一部）も取り除いた。左側：広頚筋および胸鎖乳突筋を除去。両側：顎二腹筋の前腹を除去。顎舌骨筋は切断し反転。右側のみ：オトガイ舌骨筋を除去。

[図510]椎骨前面の頚部筋と斜角筋群

左の頭長筋は停止部から切り離し、起始の筋束を露出させている。

1. 広頚筋 Platysma

2. 胸鎖乳突筋 M. sternocleidomastoideus, Brustschlüsselbeinmuskel, Kopfwender

3. 胸骨舌骨筋 M. sternohyoideus

4. 胸骨甲状筋 M. sternothyreoideus

5. 甲状舌骨筋 M. thyreohyoideus

6. 肩甲舌骨筋 M. omohyoideus