内側膝状体
内側膝状体は、以下の特徴を持つ重要な脳の構造です:
- 視床の尾側腹面に位置し、外側膝状体の内側、大脳脚の背側に存在します
- 聴覚の中継核として機能し、聴放線を出します
- 主に内側部、背側部、腹側部の3つの主要部分から構成されています
- 腹側核は層板構造を持ち、音の高低に対応した局在を示します
- 聴放線を通じて一次聴覚野に投射し、音の周波数情報を伝達します
- 背側部や内側部は、下丘や外側被蓋野などからの入力を受けます
内側膝状体は聴覚情報処理において重要な役割を果たし、音の周波数や空間的な情報を脳の他の部位に伝達する中継点として機能しています。
脳の断面(模式図を含む)
aに対応する上丘を通る断面の模式図
J0568 (右側の中大脳動脈と脈絡膜動脈、尾側図)
J0835 (脳幹:右方からの図)