尿管

尿管は、腎臓から膀胱までを結ぶ管状の器官です。以下に主な特徴をまとめます：

• 長さ：約25～27cm
• 構造：
  • 内側から外側へ、移行上皮、平滑筋（輪層と縦層）、外膜で構成されています
• 経路：
  • 上半分は腹腔内（腹部）を通り、下半分は骨盤内（骨盤部）に位置します
  • 腎門の内下側から出て、大腰筋の前面を斜めに内下方に進みます
  • 最終的に膀胱に開口します
• 特徴的な部位：
  • 3箇所の狭窄部があります：上端部、腹部から骨盤部への移行部、膀胱壁を貫く部分

尿管は尿を腎臓から膀胱へ運ぶ重要な役割を果たしています。

J0592 (右側の閉鎖動脈の末端分枝（男性の骨盤）：腹側からの図)

J0593 (男性骨盤の動脈、左方からの図)

J0594 (女性骨盤の動脈：左前方からの図)

J0595 (子宮とその周囲の動脈：背面から、わずかに左方からの図)

日本人のからだ（村上 弦 2000）によると

(1)計測

男性の長さは右が29.8 cm、左が30.6 cmで、女性では右が28.6 cm、左が30.1 cmです（喜多, 1930）。壁の厚さと強度については、浅見（1961）の研究が参考になります。