蝶形骨洞
蝶形骨洞は、以下の特徴を持つ解剖学的構造です:
- 蝶形骨体の内部に位置する副鼻腔
- 蝶形骨体内部のほぼ全体を占める空洞
- 大きさは可変的で、時に後頭骨底部まで及ぶことがある
- 頭蓋底部に位置し、思春期以降に発達を開始
- 成人期に向けて含気化が進行するが、その程度には個人差がある
- 視神経管周囲および視神経に隣接
- 頚動脈隆起と視神経管の骨性隆起の間に、視神経管頚動脈裂(optico-carotid recess)と呼ばれる陥凹が存在
J0095 (鼻腔の右側壁:左方からの図)
J0096 (鼻腔の右側壁:左方からの図)
J0097 (左方からの鼻腔、骨性鼻中隔)
J0357 (頭蓋骨:右左方向からのX線像、軸線は右の外耳道の少し上から入ります)
J0605 (右側の海綿静脈洞の冠状断面:背面からの図)