踵骨腱(アキレス腱)
踵骨腱(別名アキレス腱)は、以下のような特徴を持つ重要な解剖学的構造です:
構造と位置:
- 下腿三頭筋の腱であり、人体で最も強靭で厚い腱です。
- 下腿後面に位置し、踵骨後面に付着します。
機能:
- 足関節の底屈(つま先立ち)を可能にします。
- 歩行、走行、ジャンプなどの動作に不可欠な役割を果たします。
解剖学的関係:
- 踵骨後面の踵骨隆起に付着します。
- 付着部には粗造な稜線があり、これがアキレス腱の固着点となっています。
名称の由来:
- 「アキレス腱」という名称は、ギリシャ神話の英雄アキレスに由来します。
- 1693年に解剖学者P. Verheyenが初めてこの名称を使用しました。
臨床的意義:
- スポーツ活動や過度の使用により損傷を受けやすい部位です。
- アキレス腱炎や断裂などの傷害が発生する可能性があります。
J0274 (右足の骨:足の筋の起こる所と着く所を示す背面図)
J0509 (右下腿の筋:腓側からの図)
J0512 (右の下腿の筋:後方からの図)
J0513 (右下腿の筋(第二層):後方からの図)
J0514 (右下腿の筋(第3層):後方から図)
J0524 (右足の筋:脛側からの図)