僧帽筋
僧帽筋は、以下のような特徴を持つ重要な筋肉です:
- 背部第1層に位置する扁平な菱形の筋肉で、背部上半部を覆います。
- 上肢の運動時に肩甲骨を動かす重要な役割を担います。
- 下行部、横行部、上行部の3つの部分に分けられます。
- 起始:後頭骨の最上項線、項靱帯、第6または第7頚椎から第11胸椎付近までの棘突起、棘上靱帯、棘間靱帯。
- 停止:下行部は鎖骨の外側1/3、横行部は肩甲骨の肩峰から肩甲棘の大部分の上縁、上行部は肩甲棘の内側端に近い部分の下縁。
- 神経支配:副神経の外枝と頚神経叢の僧帽筋枝(第2から第4頚神経の前枝)。
臨床的には、僧帽筋の麻痺は肩の位置や腕の動きに影響を及ぼし、特に腕の挙上に制限をもたらす可能性があります。
J0077 (頭蓋骨、筋の起こる所と着く所:右方からの図)
J0081 (外頭蓋底:筋の起こる所と着く所を示す図)
J0164 (右肩甲骨、筋の起こる所と着く所:前面からの図)
J0167 (右鎖骨、筋の起こる所と着く所:上方からの図)
J0168 (右鎖骨、筋の起こる所と着く所:下方からの図)