上腕骨滑車
上腕骨滑車は、上腕骨の下端部に位置する重要な構造です。その主な特徴は以下の通りです:
- 上腕骨の下端部に存在し、前腕の骨(主に尺骨)と関節を形成します。
- 中央が浅くくぼんだ円柱状の形状で、尺骨の滑車切痕と関節を形成します。
- 後方からも明瞭に観察できます。
- 内側上顆の後面には、上腕骨滑車の近傍を尺骨神経が走行するための浅い溝(尺骨神経溝)があります。
上腕骨滑車は、肘関節の円滑な動きと安定性を提供する重要な解剖学的構造です。
J0169 (右上腕骨:前方からの図)
J0170 (右上腕骨:後方からの図)
J0174 (右上腕骨、下端:下方からの図)
J0318 (右の肘関節は伸ばされ、上腕骨の滑車の軸に対して垂直に切断:尺側からの図)
J0367 (右肘関節:伸展、手の回内、手根背側方向からのX線像)
J0369 (右の肘関節:手の回内時に伸ばされた橈尺方向からのX線像)