鎖骨
鎖骨は以下のような特徴を持つ骨です:
- 胸骨の上縁に位置する棒状の骨で、胸骨と肩甲骨を連結します。
- 内側の端を胸骨端、外側の端を肩峰端と呼びます。
- 全身の骨の中で最も早く骨化が始まり(胎生第5週)、完了は25歳以降と遅いのが特徴です。
- 一般的な長骨と異なり、髄腔がなく、内部は海綿質で満たされています。
- 下面には鎖骨下筋溝があり、鎖骨下筋の停止部となっています。
鎖骨は上肢の動きに重要な役割を果たし、特に物をつかんだり腕を交差させたりする動作を行う動物で発達しています。
J0165 (右の鎖骨:上方からの図)
J0166 (右の鎖骨、下方からの図)
J0167 (右鎖骨、筋の起こる所と着く所:上方からの図)
J0168 (右鎖骨、筋の起こる所と着く所:下方からの図)
日本人のからだ(平田和明 2000)によると
鎖骨は棒状の骨で、胸骨の上縁に位置し、頬骨と肩甲骨に接続します。また、靭帯の付着点でもあります。骨化が最も早く始まる骨の一つですが、骨化が完了するのは25歳以降と他の長骨よりも遅いです。