舌下神経管
舌下神経管は、後頭骨の後頭顆の上方に位置する管です。この管は、後内方から前外方に向かって走行し、舌下神経が通過する経路となっています。
舌下神経管には以下のような特徴があります:
- 時に骨橋(隔壁)によって二分されることがあり、これを「舌下神経管二分」と呼びます。
- 骨橋の形状は多様で、幅広いもの、厚いもの、細いものなど様々です。
- 稀に、管が三分されることもあります。
- 骨橋は通常、舌下神経管の内口付近に形成され、左側に出現することが多いです。
この舌下神経管の特徴は、胎生期からすでに発現することが示唆されています。
J0020 (後頭骨:前方からの図)
J0021 (後頭骨:後下方からの図)
J0022 (後頭骨:右側からの図)
J0086 (左側からの頭蓋骨の正中切断図)
J0087 (左側からの頭蓋骨の正中断図)
J0098 (14cm長(4ヶ月)胎児の内頭蓋底)
J0099 (18cm長(4ヶ月)胎児の内頭蓋底)