https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
(図060(唾液腺I)、図061(唾液腺II )、図078(舌尖を上方に挙げ、舌下面と口腔底を観察)、図079(硬口蓋と軟口蓋) )
口腔には多数の腺が開口しており、その分泌物が唾液Saliva, Mundspeichelを構成している。これらの腺は大小に分類される。大唾液腺には耳下腺Glandula parotis、顎下腺Glandula submandibularis、舌下腺Glandula sublingualis、舌尖腺Glandula apicis linguaeが含まれる。小唾液腺は口腔全体の壁に分布しており、その位置に応じて口唇腺・頬腺・臼後腺・舌腺・口蓋腺Glandulae labiales, buccales, retromolares, linguales, palatinaeと呼ばれる。
唾液腺は分泌物の性質により、粘液を分泌するもの、タンパク質に富む漿液を分泌するもの、そして両方を分泌するものに分類される。
これらは以下のように分類される:
a) 耳下腺 Glandula parotis, Ohrspeicheldrüse
b)顎下腺 Glandula submandibularis, Unterkieferdrüse