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目次(IV. 内臓学)
卵巣の構造と機能
- 卵巣は左右1対の女性生殖腺であり、長さ2.5~5cm、重さ5~8gの扁平な長円形器官である
- 卵巣内には約40万個の卵胞が存在し、性成熟期になると周期的に成熟・排卵する
- 排卵後の卵胞は黄体となり、妊娠の有無に応じて妊娠黄体または月経黄体に変化する
卵管と子宮の特徴
- 卵管は長さ9~16cmの管状器官で、排卵された卵子を子宮へと運搬する
- 子宮は厚い筋性の壁を持つ臓器であり、受精卵の着床・発育の場となって、月経周期に応じて内膜が変化する
腟と生殖器の位置関係
- 腟は長さ7~10cmの筋性管であり、子宮頸部から外陰部まで続いている
- 内部生殖器の位置は膀胱や直腸の充満度により変動し、子宮は通常わずかに右側に偏位している
1. 卵巣 Ovarium(Oophoron),Eierstock
2. 卵巣上体(副卵巣)と卵巣傍体 Epoophoron et Paroophoron, Nebeneierstock und Beieierstock
3. 卵管 Tuba uterina, Eileiter
4. 子宮 Uterus. Gebärmutter
5. 腟 Vagina, Scheide