0532 (最大に収縮した心筋の浅層:腹頭図)

J0532 (最大に収縮した心筋の浅層:腹頭図)
(心房は剥離され、その開口部は拡大表示されています。拡張した心室の輪郭は赤色で示され、左側動脈口の位置は不変とされています。)
この図は、最大収縮時の心筋浅層を腹頭側から観察した図で、以下の重要な構造が示されています。
心房に関する構造:
- 右肺静脈と上大静脈が右心房へ流入しています。
- 左右の心房(右心房と左心房)およびそれぞれの心耳(右心耳と左心耳)が明確に確認できます。
心室に関する構造:
- 右心室には動脈円錐(漏斗部)があり、そこから肺動脈幹が起始しています。
- 左心室は心臓の主要部分を占め、ここから上行大動脈が起始しています。
その他の特徴:
- 前室間溝が心臓前面を走行しています。
- 心尖部には心尖切痕があり、特徴的な筋線維配列である心渦が観察されます。
なお、図中の赤い点線は、心室の拡張時の輪郭を示しています。
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A12_0050(心臓)Heart→Cor【心臓】Heart (A12_1_00_001)
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