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片山正輝
目次(神経系) 、III. 脳神経 Nervi capitales, Hirnnerven

A14_1534(下顎神経[三叉神経第3枝])Mandibular nerve
基本構造と経路
- 三叉神経の第3枝として最も太く、感覚線維と運動根が卵円孔で結合して形成される。
- 三叉神経節から出て、蝶形骨大翼の卵円孔を通過し、側頭下窩に進む。
- 最終的に舌神経と下歯槽神経の2つの終枝に分かれる。
主要な分枝と機能
- 咀嚼筋への運動枝(深側頭神経、咬筋神経、外側翼突筋神経)と感覚性の頬神経を分枝する。
- 舌神経は舌の感覚と味覚を支配し、顎下神経節と連絡する。
- 下歯槽神経は下顎管を通り、下顎の歯と歯肉に分布し、最終的にオトガイ神経となる。
臨床的重要性
- 硬膜、咀嚼筋、頬粘膜、耳介、外耳道周辺に枝を分布し、顔面下部と口腔の感覚および運動を制御する重要な役割を果たす。
- 求心性線維と遠心性線維の両方を含み、口腔機能において重要な働きをする。

図512(眼窩の神経:上方から剖出した図)

図516(翼口蓋神経節の根と枝)

図517(**下顎神経の分枝:**外側から描写。また、顔面に分布する眼神経と上顎神経の枝も示す)

図518(耳神経節とその結合(内側面からの描写))

図519(頭部と頚部における皮神経の分布領域)
三叉神経の第3枝は、3つの枝の中で最も太い。この枝には知覚性線維に加えて、小部Portio minorの全部、つまり三叉神経の運動性根が含まれる。ただし、脊髄神経のように知覚性と運動性の線維が密に混ざり合うのではない。運動性線維の大部分は、三叉神経幹が卵円孔を通過した後、知覚性線維の一部とともに咀嚼筋と頬粘膜に達する。残りの部分はより太く、主に知覚性線維から成る。第3枝には(副交感性の)神経節もあり、耳神経節Ganglion oticumと顎下神経節Ganglion submandibulareがこれに当たる。

J0905 (右側の三叉神経節:内側からの図)

J0906 (右眼窩の神経、第1層:上方からの図)

J0907 (右の眼窩の神経、第2層:上方からの図)

J0908 (右眼窩と右上顎神経:右側からの図)

J0912 (右の下顎神経の分岐、浅層)

J0913 (下顎神経の分岐、深層:右方からの図)

J0914 (耳神経節:内側からの図)

J0915 (頭の皮膚における三叉神経および頚神経叢の枝の分布域)
咀嚼筋に分布する枝 Die Äste zu den Kaumuskeln