解剖学的描写
- 右側の耳神経節とその結合を内側面から描写した図で、Fr. Arnoldによって作成された。
- 蝶形骨(卵円孔付近)と側頭骨錐体部を切断し、顎関節を内側から観察できるように処理されている。
主要な神経構造
- 三叉神経は大枝と小枝に分かれ、眼神経、上顎神経、下顎神経の3つの主要な枝を持つ。
- 耳神経節は、耳介側頭神経や鼓索神経といった重要な神経との連絡がある。
付随する構造物
- 血管系として、中硬膜動脈、上顎動脈、外頸動脈が描写されている。
- 筋肉構造には、内側翼突筋と口蓋帆張筋が含まれる。
- 骨性構造物として、翼突鉤と耳小骨(槌骨と砧骨)が示されている。

図518(耳神経節とその結合(内側面からの描写))
[図518] 耳神経節とその結合(内側面からの描写)(Fr. Arnold作).3/4
右側図:蝶形骨を卵円孔付近で切断し、側頭骨錐体部を中耳を通って切除した。顎関節を内側から露出させ、内側翼突筋の一部を除去している。
画像に示された構造物のアノテーションを以下に示します:
神経:
- N. trigeminus (三叉神経) - Portio major (大枝)とPortio minor (小枝)に分かれる
- N. ophthalmicus (眼神経)
- N. maxillaris (上顎神経)