概要
- 内側面から見た翼口蓋神経節の根と枝を示す解剖図であり、鼻腔外側壁の神経および下顎神経枝を9/10倍で描写している。
主要な神経構造
- 翼口蓋神経節は、眼神経と上顎神経の間に位置している。
- 鼻腔領域には、外側前鼻枝、外側後鼻枝、鼻中隔後枝などの複数の神経枝が分布している。
- 口蓋には、大口蓋神経、中口蓋神経、小口蓋神経が分布している。
関連する解剖学的構造
- 鼻腔には上・中・下鼻甲介が存在し、その間に中鼻道と下鼻道が形成されている。
- 血管系として、内頸動脈、中硬膜動脈、上顎動脈が描写されている。
- その他の重要な構造物として、蝶形骨洞、硬口蓋、内側翼突筋、耳下腺が含まれる。

図516(翼口蓋神経節の根と枝)
[図516] 翼口蓋神経節の根と枝:内側面から描写。鼻腔外側壁の神経および複数の下顎神経枝を示す。(9/10倍)
図中のすべてのアノテーションを上から下、左から右の順に詳細にリストアップ
- Bulbus olfactorius(嗅球)
- Rr. nasales anteriores laterales(外側前鼻枝)
- d. N. ethmoideus anterior(前篩骨神経の枝)
- Rr. nasales posteriores septi(鼻中隔後枝)
- Rr. nasales posteriores laterales(外側後鼻枝)
- R. nasalis externus(外鼻枝)