線条体

線条体には、以下の構造が含まれます:

尾状核と被殻は同一の細胞群から発生し、内包によって分離されます。これらは「線条体」または「新線条体」と呼ばれます。一方、淡蒼球は発生や細胞構造が異なり、「古線条体」と呼ばれることがあります。

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J0830 (13.8mm頂殿長の人間の胎児の脳、右半分:左方からの図)

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J0831 (46.5mm頂殿長の人間の胎児の脳、右半分:左方からの図)

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J0842 (四丘体および周辺:後上方からの図)

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J0854 (側脳室および側脳室脈絡叢を剖出:脳の上方からの図)

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J0855 (第三脳室:上方からの図)

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J0857 (第三脳室脈絡組織:上方から剖出)

日本人のからだ(後藤 昇・国府田 稔 2000)によると

線条体の形態計測

島田(1928, 1939 a)による線条体(新線条体)の形態学的研究があります。この研究では計測値も示されています(表7)。新線条体の前端極の左右間の距離は22-31 mmで、後端極の左右間の距離は39-59 mmとされています(島田1928, 1939 a)。また、新線条体の前端極と大脳半球の前頭極との距離は40-46mmで、脳梁膝の前端から平均6 mm(3-9mm)後方に新線条体の前端極が位置するとされています。同様に、新線条体の後端極と大脳半球の後頭極との距離は57-68 mmで、脳梁膨大の後端から3-14 mm前方に位置するとされています。新線条体の上端と大脳半球の頭頂端との距離は37-48 mmであるとされています(図11)。