腓腹筋の外側頭
腓腹筋の外側頭は、下腿後面のふくらはぎを構成する2つの頭部のうちの1つです。その主な特徴は以下の通りです:
- 起始:大腿骨外側上顆
- 停止:アキレス腱
- 機能:足関節の底屈(つま先立ち)と膝関節屈曲の補助
また、腓腹筋の外側頭には、以下のような解剖学的特徴が見られることがあります:
- ファベラ(腓腹筋種子骨):外側頭に発生する種子骨で、出現率は男性で約40.3%、女性で約50.0%
- 位置:通常、腓腹筋外側頭起始部から数cm下方に存在
- 臨床的意義:ファベラの位置によっては、総腓骨神経などの末梢神経を圧迫し、症状を引き起こす可能性がある
腓腹筋の外側頭は、内側頭とともに腓腹筋を形成し、下腿三頭筋の重要な構成要素として機能しています。
J0239 (右大腿骨と筋の起こる所と着く所:前方からの図)
J0340 (右の膝関節:背面からの図)
J0513 (右下腿の筋(第二層):後方からの図)
J0514 (右下腿の筋(第3層):後方から図)
日本人のからだ(平田和明 2000)によると