尺側手根伸筋
尺側手根伸筋は、前腕の背側に位置する筋肉で、以下の特徴を持ちます:
- 伸筋群の浅層内側の外形を形成します
- 上腕頭と尺骨頭の2つの頭から構成されています:
- 上腕頭は上腕骨の外側上顆から起始します
- 尺骨頭は前腕筋膜と尺骨の背側縁から起始します
- 第5中手骨底に停止します
- 羽状筋の形態を持ち、尺骨の背側表面に位置します
- その腱は尺骨頭上の茎状突起内側にある溝を通り、伸筋支帯下の第6腱区画を通過します
主な機能は、手首関節の伸展と内側回旋(尺屈)です。
変異例として、停止腱が分裂して一部が第5指に至る場合や、小指伸筋と癒合する例が報告されています。
J0175 (右上腕骨とその筋の起こる所と着く所:前方からの図)
J0176 (右上腕骨と筋の起こる所と着く所:後方からの図)
J0178 (右の尺骨:橈側からの図)
J0183 (右前腕骨:筋の起こる所と着く所:回外位の手掌側からの図)
J0184 (右前腕骨:筋の起こる所と着く所:回外位の手の裏側からの図)
J0205 (右の手骨:筋の起こる所と着く所を示す手掌側からの図)