内側上顆(大腿骨の)Epicondylus medialis

J0228 (右の大腿骨:前方からの図)

J0229 (右の大腿骨:後方からの図)

J0230 (右大腿骨、内側からの図)

J0231 (右大腿骨、遠位端部:前方からの図)

J0232 (右大腿骨、遠位端:下方からの図)

J0337 (右の膝関節:前方からの図)

J0338 (右膝関節:前方からの図)

J0339 (右膝関節:後方からの図)
解剖学的特徴
位置と形態
大腿骨の内側上顆は、大腿骨遠位端の内側顆の内側面に位置する骨性突起です(Standring, 2020)。この構造は以下の特徴を持ちます:
- 膝関節線のすぐ近位(約2-3cm上方)に位置する(Moore et al., 2017)
- 内側顆の内側縁から内側方向に突出する
- 外側上顆と比較して、より近位かつ内側に位置する(Netter, 2018)
- 触診可能な骨性ランドマークとして重要(Palastanga & Soames, 2012)
- 輪郭はやや丸みを帯びており、外側上顆ほど明瞭ではない
付着する軟部組織
内側上顆は以下の重要な筋肉および靭帯の起始部または付着部となります(Drake et al., 2019):
- 内側側副靭帯(MCL):脛側側副靭帯とも呼ばれ、内側上顆から起始し、脛骨の内側面に付着する膝関節の主要な安定化構造(LaPrade et al., 2007)
- 内側膝蓋支帯:膝蓋骨の内側安定性に寄与(Standring, 2020)
- 内転筋結節との関係:内側上顆のすぐ近位には内転筋結節があり、大内転筋腱が付着する(Moore et al., 2017)
臨床的意義
触診と身体診察
内側上顆は臨床診察において重要な触診ポイントです(Magee, 2021):
- 膝を軽度屈曲位にすると容易に触知可能
- 内側側副靭帯損傷の評価時の基準点となる(Phisitkul et al., 2006)