https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
大脳皮質の個々の領域は、解剖学的構造において一様ではありません。細胞構築(Cytoarchitektonik)や髄構築(Myeloarchitektonik)の観点から見ても、場所によって大小の差異が存在します(1. 大脳皮質の構造についてその全部に共通な性質 Gemeinsame strukturelle Eigenschaften der gesamten Großhirnrinde 参照)。さらに、個々の伝導路の研究により、大脳皮質の特定領域には、入力(求皮質性)と出力(遠皮質性)の特定の伝導路があることが明らかになっています。
大脳皮質の特定の領域は、個々の感覚器や筋群に対応しています。これらの領域は領域(Sphären)、皮質領(Rindenfelder)、または(精神作用の)中枢(Zentren)と呼ばれます。機能によって運動性の中枢(motorische Zentren)と知覚性の中枢(sensorische Zentren)に分類できます。また、位置によって中心部、後頭部、側頭部、海馬部に区別されますが、これらの間にある広い区域の機能はまだ解明されていません。Flechsigはこの広い区域を皮質性連合中枢(kortikale Assoziationszentren)と名付けました。
1. 中心部(前頭頭頂部) zentrale(frontoparietale) Zone
4. 海馬傍回と海馬足の部分 Der Bereich des Gyrus parahippocampalis und des Pes hippocampi
5. 大脳皮質のいわゆる連合中枢 Die sogenannten kortikalen Assoziationszentren des Großhirns