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片山正輝

目次(V. 神経系)

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大脳皮質の個々の領域は、解剖学的構造において一様ではありません。細胞構築(Cytoarchitektonik)や髄構築(Myeloarchitektonik)の観点から見ても、場所によって大小の差異が存在します(1. 大脳皮質の構造についてその全部に共通な性質 Gemeinsame strukturelle Eigenschaften der gesamten Großhirnrinde 参照)。さらに、個々の伝導路の研究により、大脳皮質の特定領域には、入力(求皮質性)と出力(遠皮質性)の特定の伝導路があることが明らかになっています。

大脳皮質の特定の領域は、個々の感覚器や筋群に対応しています。これらの領域は領域(Sphären)、皮質領(Rindenfelder)、または(精神作用の中枢(Zentren)と呼ばれます。機能によって運動性の中枢(motorische Zentren)と知覚性の中枢(sensorische Zentren)に分類できます。また、位置によって中心部、後頭部、側頭部、海馬部に区別されますが、これらの間にある広い区域の機能はまだ解明されていません。Flechsigはこの広い区域を皮質性連合中枢(kortikale Assoziationszentren)と名付けました。

1. 中心部(前頭頭頂部) zentrale(frontoparietale) Zone

2. 後頭部 occipitale Zone

3. 側頭部 temporale Zone

4. 海馬傍回と海馬足の部分 Der Bereich des Gyrus parahippocampalis und des Pes hippocampi

5. 大脳皮質のいわゆる連合中枢 Die sogenannten kortikalen Assoziationszentren des Großhirns