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目次(VI. 感覚器)
鼓室の構造
- 鼓室は6つの壁(上壁、下壁、前壁、後壁、外側壁、内側壁)で構成される空間である。特に内側壁には、岬角、前庭窓、蝸牛窓などの重要な構造が存在する
- 乳突蜂巣は鼓室に連続する含気腔であり、乳突洞を介して鼓室と交通している
鼓室小骨
- ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨の3つの耳小骨が鎖状に連結し、鼓膜からの振動を内耳へと伝達する
- 耳小骨は靱帯と関節によって相互に連結され、鼓膜張筋とアブミ骨筋の2つの筋によって制御される
鼓室粘膜
- 鼓室内面は耳管粘膜の延長として粘膜に覆われている
- 粘膜はツチ骨ヒダ、キヌタ骨ヒダ、アブミ骨ヒダなどの複数のひだを形成し、鼓室内の構造物を被覆する
血管と神経支配
- 複数の動脈枝から豊富な血液供給を受け、鼓室神経叢による神経支配を受ける
a) 骨性の周壁 Knöcherne Wandungen
b) 鼓室小骨 Ossicula tympani, Gehörknöchelchen
c) 鼓室小骨の結合 Verbindungen der Gehörknöchelchen
d) 鼓室小骨の筋 Musculi ossiculorum tympani
e) 鼓室粘膜 Tunica mucosa tympanica
f) 鼓室の陥凹 Vertiefungen der Paukenhöhle