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目次(IV. 内臓学)
基本構造
- 尿道球腺(カウパー腺)は複合胞状管状腺であり、尿生殖隔膜内に対をなして存在し、粘液性の分泌物を産生する
- 男性尿道は膀胱から外尿道口まで全長20~25cmであり、壁内部、前立腺部、隔膜部、海綿体部の4部分からなる
陰茎の構造
- 陰茎は3つの海綿体(左右の陰茎海綿体と尿道海綿体)から構成され、陰茎根、陰茎体、陰茎亀頭の3部分に分けられる
- 陰茎海綿体は陰茎体の大部分を占め、強靭な白膜に覆われており、内部は血液を蓄える海綿体洞で満たされている
血管・神経支配
- 陰茎には深動脈と背動脈から血液が供給され、深静脈と筋膜下背静脈を通じて排出される
- 海綿体の機能は血液量の変化による容積変化であり、これが勃起機能の基礎となる
皮膚と被覆
- 陰茎の皮膚は非常に薄く、脂肪を含まず、包皮を形成して亀頭を覆う
- 包皮内側と亀頭頚周囲には包皮腺があり、その分泌物が包皮垢の成分となる
1. 尿道球腺 Glandulae bulbourethrales(カウパー腺Cowpersche Drüsen)
2. 尿道の隔膜部 Pars diaphragmatica urethrae, Harnröhrenenge
3. 陰茎 Penis, männliches Glied
4. 男性尿道 Urethra masculinh, männliche Harnröhre