https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
目次(IV. 内臓学)
内分泌系の基本構造
- 内分泌腺は、ホルモンを血管やリンパ管を介して全身に分泌し、特定の器官や細胞の機能・発育を調節する器官である
- パラガングリオンは神経系に関連した内分泌組織であり、主にカテコールアミンを分泌する細胞群で構成される
主要な内分泌腺
- 甲状腺は代謝を調節し、副甲状腺はカルシウム・リン酸濃度を調節し、副腎は代謝・血圧・ストレス反応を制御する
- 下垂体は他の内分泌腺を制御し、松果体は睡眠-覚醒サイクルを調節し、膵臓ランゲルハンス島は血糖値を調節する
- 胸腺はT細胞の発生と成熟に関与する免疫器官として機能すると同時に、ホルモン分泌も行う
甲状腺の解剖学的特徴
- 甲状腺は左右の葉から構成され、峡部で連結している。成人の重量は通常30~60gである
- 豊富な血管網と神経支配を有し、上下甲状腺動脈から血液供給を受け、リンパ管は上深頸リンパ節と気管リンパ節へ流入する
内分泌腺 Endokrine Drüsen
パラガングリオン Paraganglien
甲状腺 Glandula thyreoidea, Schilddrüse
上皮小体 Glandulae Parathyreoideae
別名:ザンドストレーム小体 Sandströmsche Körperchen
胸腺 Thymus, innere Brustdrüse