足底方形筋
足底方形筋は、足の底部に位置する筋肉で、以下のような特徴を持ちます:
位置と構造:
- 短趾屈筋の下層に位置しています。
- 内側頭と外側頭の2つの部分で構成されています。
起始:
- 内側頭:踵骨隆起の内側突起前方の凹面
- 外側頭:踵骨隆起の外側突起前方
- 両頭は長足底靱帯を介して起始します。
走行と形状:
- 2つの頭は長足底靱帯の底面で合流し、扁平な長方形の筋となって前方に進みます。
停止:
- 長趾屈筋の腱の外側縁に沿って、底側と背側の両面に停止します。
神経支配:
特徴:
- 手には足底方形筋に相当する筋肉が存在しません。
- 中足筋の一つであり、短趾屈筋とともに手の中手筋には見られない追加の筋肉です。
足底方形筋は、足の機能において重要な役割を担う筋肉の一つです。
J0274 (右足の骨:足の筋の起こる所と着く所を示す背面図)
J0275 (右足の骨:足筋の起こる所と着く所を示す足底側の図)
J0518 (右足底の筋(第2層))
J0519 (右足の足底の筋(第3層))
A04_0667(趾の腱鞘)Tendinous sheaths of toes