内閉鎖筋
内閉鎖筋は、骨盤部の重要な筋肉で、以下の特徴を持ちます:
- 位置:骨盤腔内から始まり、小坐骨孔を通って骨盤外へ出ます
- 起始:閉鎖膜と閉鎖孔の骨性縁
- 停止:大腿骨の転子窩
- 関連筋:上下双子筋と密接に関連し、発生学的に一体化しています
- 機能:主に股関節の外旋と安定化を担います
- 解剖学的特徴:骨盤内では強靭な内閉鎖筋膜に覆われ、この筋膜は肛門挙筋の起点となります
内閉鎖筋は、その位置と機能から股関節の動きと骨盤底の構造に重要な役割を果たしています。また、その発生や神経支配に関しては、上下双子筋との関係について様々な研究があり、これらが機能的に一つの単位として働く可能性が示唆されています。
J0215 (右の寛骨:筋の起こる所と着く所を示す外側からの図)
J0217 (右の寛骨:筋の起こる所と着く所を示す内側からの図)
J0237 (右大腿骨、近位端、筋の起こる所と着く所:後内側からの図)
J0492 (右側の骨盤の筋:内側からの図)
J0493 (右骨盤の筋:外側から遠位の図)