背側骨間筋
背側骨間筋は、手の指の動きを制御する重要な筋群の一つです。以下にその主な特徴をまとめます:
- 4つの筋束で構成され、各筋束は2つの頭部を持つ
- 起始:第1から第5中手骨体の対向面
- 停止:示指、中指、薬指の指骨と指背筋膜
- 主な機能:示指、中指、薬指を中指から遠ざける(外転)
- 神経支配:尺骨神経(C8, T1)
- 血液供給:深掌動脈弓
背側骨間筋は手の機能に不可欠で、指の精密な動きや強力な把握を可能にします。掌側骨間筋との区別が重要です。「手のひら(掌側骨間筋)は開かない(指の外転には働かない)」と覚えると理解しやすいでしょう。
J0206 (右の手骨:および筋の起こる所と着く所を示すの背面からの図)
J0480 (右手の背面)
J0484 (右の母指球の深筋)
J0486 **(**右手の掌側骨間筋)
J0487 (右手の背側骨間筋)