**0486 (**右手の掌側骨間筋)

J0486 **(**右手の掌側骨間筋)
この図は「右手の掌側骨間筋(しょうそく・こっかんきん)」を掌側から示したものです。赤色が筋肉、灰色が骨です
主なラベル
- 01 橈骨(とうこつ):前腕の親指側の骨
- 02 尺骨(しゃくこつ):前腕の小指側の骨
- 03 茎状突起(尺骨の):尺骨末端の突起
- 04 豆状骨:手根骨の一つ(小指側近位)
- 05 第5中手骨:小指の中手骨
- 06 掌側骨間筋:中手骨間の深層にある内転筋群(図の赤)
- 07 背側骨間筋:手背側の骨間筋(ここでは位置の参照)
- 08 虫様筋:深層で腱から起こる細い筋
- 09 基節骨:各指の最も根元の指骨
掌側骨間筋の要点
- 位置と起始停止
- 第2・第4・第5中手骨の側面から起こり、対応する指の基節骨と総指伸筋腱膜(伸筋腱膜)へ向かいます。示指・薬指・小指の"中指側へ"集まるのが特徴です。
- 作用
- 指の内転(中指へ寄せる動き)。
- MP関節の屈曲を助け、PIP・DIP関節の伸展を補助します(虫様筋と協働)。
- 神経支配
- 臨床の見かた
- 尺骨神経障害で内転力(紙をはさむFromentテスト等)が低下。
- 手の巧緻運動や把持の安定に重要で、過使用や手根管近傍の病変で機能不全が出ることがあります。
この図は、手根骨から中手骨、指の基節骨までの骨ランドマークと、掌側骨間筋の走行関係をひと目で確認できる構成になっています