坐骨尾骨筋 Musculus ischiococcygeus

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J0217 (右の寛骨:筋の起こる所と着く所を示す内側からの図)

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J0492 (右側の骨盤の筋:内側からの図)

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J0493 (右骨盤の筋:外側から遠位の図)

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J0801 (男性の肛門挙筋:上面からの図)

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J0802 (男性の肛門挙筋:左側からの図)

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J0803 (男性の右側肛門挙筋と尿生殖三角:後上方からの図)

尾骨筋(坐骨尾骨筋、Musculus ischiococcygeus; Musculus coccygeus)は、骨盤底を構成する重要な筋肉の一つです。骨盤底筋群(肛門挙筋、尾骨筋、尿生殖隔膜)の後内側部に位置し、骨盤内臓器の支持と骨盤底の完全性維持に不可欠な役割を果たしています。系統発生学的には尾部を動かす機能を持っていましたが、ヒトでは退化的構造となり、主に骨盤底の支持機能に特化しています(Standring, 2020)。

解剖学的特徴

坐骨尾骨筋は小さな三角形の筋肉で、骨盤の後外側壁から尾骨へと走行しています。

起始

停止

線維走行

筋線維は坐骨棘から内側かつやや上方へ扇状に広がり、仙骨下端と尾骨の側縁に付着します。線維は概ね水平方向に走行しますが、やや上内側方向の成分も含みます。

神経支配

血液供給