長足底靱帯 Ligamentum plantare longum
長足底靱帯は、足底における最も重要な靱帯構造の一つであり、足のアーチ支持と安定性に中心的な役割を果たします (Sarrafian, 1993; Gray's Anatomy, 2020)。

J0347 (右足の関節:内側からの図)

J0350 (右足の関節で、足底側からの図)

J0351 (右足の関節:足底側からの図)

J0519 (右足の足底の筋(第3層))

J0523 (右足の骨間筋:足底からの図)
解剖学的特徴
位置と層構造:
- 足底の靱帯の中で最も表層に位置し、最長の靱帯です (Standring, 2016)。
- 他の底側足根靱帯(短足底靱帯など)を下方から包み込むように走行し、その間に粗な結合組織が存在します (Netter, 2018)。
- 足底腱膜の深層に位置し、長腓骨筋腱と密接な関係にあります (Gray's Anatomy, 2020)。
起始と付着:
- 起始:踵骨隆起(calcaneal tuberosity)の下面から起始し、前方に向かって扇状に広がります (Sarrafian, 1993)。
- 深層線維:立方骨の長腓骨筋腱溝後方にある粗面に付着し、短足底靱帯の表面を覆います (Standring, 2016)。
- 浅層線維:長腓骨筋腱の表面を超えて前方に延び、少なくとも3束(通常は第2~第5中足骨)に分かれて中足骨底に付着します (Netter, 2018)。
線維構造:
- 強靱な膠原線維で構成され、縦方向に走行します (Gray's Anatomy, 2020)。
- 二層構造を呈し、深層と浅層で付着部位が異なります (Sarrafian, 1993)。
- 長腓骨筋腱のための線維性トンネル(骨線維管)の形成に寄与します (Standring, 2016)。
機能的役割
足弓の支持:
- 外側縦足弓(lateral longitudinal arch)の主要な静的支持構造として機能します (Huang et al., 1993)。
- 踵骨と中足骨を結ぶことで、体重負荷時の足弓の沈下を防ぎます (Ker et al., 1987)。