基節骨(足の)Phalanx proximalis pedis

J0269 (右足の第三中足骨と趾骨:足底面からの図)

J0272 (右足の骨、足の背面からの図)

J0522 (右足の骨間筋:足背からの図)

J0523 (右足の骨間筋:足底からの図)
解剖学的特徴
基節骨(Phalanx proximalis)は、足趾骨の最も近位に位置する骨で、各足趾に1本ずつ存在します(Standring, 2020)。第1趾から第5趾まで全ての趾に基節骨が認められます。
構造と形態:
- 基部(底):中足骨頭と関節を形成する凹面を持つ(Moore et al., 2017)
- 骨体(体部):やや扁平で背側に凸の湾曲を示す
- 頭部:滑車状の関節面を有し、中節骨底と関節を形成する(母趾では末節骨と直接関節)(Standring, 2020)
関節構造:
- 近位端:中足趾節関節(MP関節)を形成
- 遠位端:近位趾節間関節(PIP関節)を形成(母趾では趾節間関節IP関節)(Netter, 2018)
筋付着部位:
- 底側面:短母趾屈筋、短趾屈筋の付着(Moore et al., 2017)
- 背側面:短母趾伸筋、短趾伸筋の付着
- 側面:骨間筋、虫様筋、母趾内転筋の付着(Standring, 2020)
臨床的意義
外傷:
- Stubbing injury(つま先打撲)による骨折が最も頻度が高い(Gross et al., 2016)
- 母趾基節骨骨折は荷重障害を引き起こしやすく、治療上重要(Coughlin et al., 2014)
- 転位のない骨折は保存療法、転位のある骨折は手術的固定が必要となることがある(Coughlin et al., 2014)