大腿骨頚
大腿骨頚は、大腿骨の重要な部分で、以下のような特徴を持っています:
- 大腿骨頭に続く部分で、ややくびれた形状をしています
- 下外側方に向かって斜めに傾いています
- 大腿骨体の軸に対して120〜130°の角度(傾斜角または頚体角)をなしています
- 体重の負荷を大腿骨頭から大腿骨体へ伝達する重要な役割を果たします
大腿骨頚の特徴は年齢や性別によって変化します:
- 乳児ではほぼ直線的ですが、成長とともに角度が変化します
- 成人では約130°の角度になります
- 女性は男性よりも小さい傾斜角を持つ傾向があります
大腿骨頚は前後に圧平されており、下方に行くにつれて幅が広がります。また、大転子と小転子の存在により、大腿骨頚と大腿骨体が明確に区別されます。
J0228 (右の大腿骨:前方からの図)
J0229 (右の大腿骨:後方からの図)
J0230 (右大腿骨、内側からの図)
J0235 (右の大腿骨、近位端部:前方からの図)