下肢骨
下肢骨は、人体の下半身を構成する骨の総称です。以下に下肢骨の主な特徴と構成を説明します:
- 特徴:
- 上肢骨と比較して強固で丈夫ですが、運動の自由度は低くなります。
- 体重を支え、歩行や走行などの移動機能を担う重要な役割を果たします。
- 構成:
下肢骨は大きく2つの部分に分けられます:
- 下肢帯(骨盤帯):脊椎と下肢をつなぐ骨構造で、左右の寛骨、仙骨、尾骨から成ります。
- 自由下肢骨:下肢帯に連結する骨で、以下の部分から構成されます:
- 大腿(大腿骨)
- 下腿(内側の脛骨と外側の腓骨)
- 足(7個の足根骨、5個の中足骨、14個の指骨)
また、膝関節の構成に関与する膝蓋骨という種子骨が大腿骨の下端前方に位置します。
これらの骨が協調して機能することで、立位や歩行などの動作が可能となります。
J0276 (5ヶ月胎児の右下肢の骨格:正面からの図)
J0277 (約8ヶ月胎児の右寛骨:外側からの図)
J0278 (10歳の女の子の右の股関節:前下方からの図)
J0279 (大腿骨:10歳の女の子の右下肢の骨の表現で、正面からの図)
J0280 (脛骨:10歳の女の子の右下肢の骨の表現で、正面からの図)