0280 (脛骨:10歳の女の子の右下肢の骨の表現で、正面からの図)

J0280 (脛骨:10歳の女の子の右下肢の骨の表現で、正面からの図)
拡大率:1:2. (近位部と遠位部のみが描かれています。)
図の概要
小児骨の特徴(本図で読み取れる点)
- 近位端・遠位端の 骨端核 と 骨幹端(メタフィシス)の間に、成長軟骨板(骨端線)が明瞭。未癒合であることが年齢相応の所見。[1]
- 脛骨近位端では、脛骨粗面の起始部がまだ発育途中で輪郭がやや滑らか。オスグッド病が生じる部位。[1]
- 脛骨遠位端は距骨滑車を受ける関節面が広く、内果へ移行。腓骨遠位端は外果へ移行し、距腿関節のモルタル状構造を形成。[1]
- 海綿骨の梁(トラベキュラ)の走行が、荷重方向に沿って放射状またはアーチ状に描写。骨端核内で粗密が分かる。[1]
- 骨表の筋付着部は成人ほど鋭くないが、脛骨前面や大腿骨遠位の顆上線などに軽い粗造化が見られる。[1]
学習・参照ポイント
- 用語整理と総説は「A02_0900(脛骨)」に統合。骨端核の年齢変化や臨床(骨端線損傷分類、オスグッド病、果部骨折)と合わせて参照すると体系化しやすいです。
アノテーション
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A02_0788(下肢骨)Bones of lower limb→Ossa membri inferioris【下肢骨】Bones of lower limb (A02_5_00_001)
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