0279 (大腿骨：10歳の女の子の右下肢の骨の表現で、正面からの図)

J0279 (大腿骨：10歳の女の子の右下肢の骨の表現で、正面からの図)

拡大率：1:2. （近位部と遠位部のみが描かれています。）

この画像は、10歳女児の右下肢骨の発育段階を示した解剖図です。Spalteholz Atlas（1933年）からの図版279-281で、実物の1:2スケールで描かれています。

図版の構成

上段（左から右へ）:

• 279. 大腿骨（近位端と遠位端のみ）
• 280. 脛骨
• 281. 腓骨

下段:

• 大腿骨遠位端の拡大図

小児骨格の特徴的所見

この図版が示す10歳時点での重要な解剖学的特徴：

骨端と骨幹の分離:

• 大腿骨頭、大転子、遠位骨端が骨幹と明確に分離している
• これらは成長軟骨（骨端軟骨板）によって区切られている
• 脛骨・腓骨も同様に近位・遠位骨端が独立している

臨床的意義:

• 小児期の骨折では骨端線損傷（Salter-Harris分類）のリスク