口蓋骨の垂直板
口蓋骨の垂直板は、以下の特徴を持つ重要な骨構造です:
- 鼻腔外側壁の後部を形成します。
- 内側面に前後に走る上下二つの稜があります:
- 上部の稜は篩骨稜で、中鼻甲介後端が付着します。
- 下部の稜は鼻甲介稜で、よく発達しており下鼻甲介を支えます。
- 上縁には蝶口蓋切痕があり、蝶形骨体との間で翼口蓋孔を形成します。
- 外側面(上顎面)には前後に2つの粗面があり、上顎骨および蝶形骨翼状突起と接します。
- 大口蓋溝を含み、これが上顎骨の溝と合わさって大口蓋管を形成します。
J0054 (上顎骨:内面からの図)
J0056 (右の口蓋骨:内側からの図)
J0057 (右側の口蓋骨:後方からの図)
J0089 (右の翼口蓋窩、外側からの図)
J0094 (頭蓋骨の前頭断、後方からの図)
J0096 (鼻腔の右側壁:左方からの図)