椎間円板

• 椎間円板は第2頚椎から仙骨まで存在し、軟骨層、線維輪、髄核の3つの主要部分から構成される
• 全椎間円板の厚さは可動脊柱全長の1/4以上を占め、クッションとしての機能を担う

靱帯構造

• 弓間靱帯は弾性組織からなり、椎間孔を除いて脊柱管を完全に閉鎖する
• 棘間靱帯は隣接する棘突起間を結合し、腰部において最も発達している
• 棘突上靱帯は第7頚椎から仙骨まで連続する強固な縦走線維束であり、頚部では項中隔となる

特殊な構造

• 項中隔は第7頚椎から外後頭隆起まで伸びる、弾性線維と膠原線維からなる構造である
• 椎間関節の関節包は頚部において最も緩く広い構造を示している

１. 椎間円板 Disci intervertebrales, Zwischenwirbelscheiben（成人で通常23個ある）

２. [椎]弓間靱帯 Ligamenta interarcualia（成人では23ある）

３. 棘[突]間靱帯 Ligamenta interspinalia

４. 棘[突]上靱帯 Ligamentum supraspinale

５. 横突間靱帯 Ligamenta intertransversaria

６. 椎間関節の関節包 Capsulae articulares articulorum intervertebralium