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目次(III. 脈管系)

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リンパ管系は、無数の大小様々な円筒状のリンパ管から構成されている。これらのリンパ管は規則的な分節パターンで配列され、豊富な網目状構造を形成し、特定の箇所でリンパ節(Lymphknoten)に接続している。

毛細リンパ管の領域(kapillares Lymphgefäßgebiet)は、リンパ節自身を含む体の諸器官に広く分布している。毛細血管と同様に、リンパの微細な通路にも多様な形態や構造が存在する。これらは所属する器官に応じて形状が変化する。太い血管壁の微細構造が毛細血管の理解によって初めて明らかになるように、太いリンパ本幹の構造も、最も細いリンパ通路の構成を把握することで初めて理解できる。

リンパ管には以下のような形態がある:

I. 一次リンパ腔

II. 二次リンパ腔

III. 毛細リンパ管、大小のリンパ管幹

IV. リンパ管網 Lymphgefäßnetze

V. リンパ洞 Lymphsinus

VI. 血管周囲リンパ管 Perivaskuläre Lymphgefäße

VII. 液細管 Saftkanälchen