https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
目次(VI. 感覚器)
解剖学的構造
- 内耳は骨迷路と膜迷路からなり、前庭、蝸牛、半規管の3つの主要部分で構成される
- 内耳道は側頭骨錐体部を貫通し、内耳神経と迷路の脈管を導く管道である
前庭と半規管
- 前庭には球形嚢と卵形嚢があり、各々が平衡斑という神経終末領域を有する
- 3つの半規管は互いに垂直な平面上に位置し、それぞれの端に膨大部を有する
蝸牛管と聴覚器官
- 蝸牛管は2.5~2.75回転のラセン状構造をなし、内部に聴覚受容器であるコルチ器官を含む
- コルチ器官は内外有毛細胞を持ち、これらが音の受容を担う
血管系と神経支配
- 内耳への血液供給は主に脳底動脈からの迷路動脈によってなされる
- 蝸牛神経は有毛細胞に終末し、聴覚情報を中枢へと伝達する
A. 骨迷路 Capsula ssea labyrinthi, knöchernes Labyrinth
B. 膜迷路 Labyrinthus membranaceus, häutiges Labyrinth
C. 迷路の微細構造 Feinstruktur des Labyrinths
D. 迷路の脈管 Vasa labyrinthi