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目次(IV. 内臓学)
消化管の終末領域とは大腸と直腸を指す。
大腸の構造と機能
- 大腸は盲腸、結腸(上行、横行、下行、S状)、直腸から構成され、長さは約1.3m、直径は5~8cmである。
- 大腸の特徴として、結腸膨起、結腸半月ヒダ、結腸ヒモが挙げられる。
- 大腸壁は漿膜、筋層、粘膜の3層からなり、粘膜にはリーベルキュン腺と多数の杯細胞が存在する。
直腸の構造と機能
- 直腸は長さ15~20cm、S状結腸より細く、仙骨曲と会陰曲を有する。
- 直腸には3本の横ヒダがあり、最も大きいものはヒューストン弁(コールラウシュヒダ)と呼ばれる。
- 直腸の終末部には内外の肛門括約筋があり、肛門の開閉を制御する。
脾臓の構造と機能
- 脾臓は長さ10~12cm、幅6~8cm、厚さ3~4cm、重さ150~200gの豆形の臓器である。
- 脾臓は白脾髄(リンパ組織)と赤脾髄(血管組織)からなり、リンパ球の産生と老朽化した赤血球の破壊を行う。
- 脾臓は血液の貯蔵所として機能し、循環調節の役割を担う。
I. 大腸 Intestinum crassum, Dickdarm
II. 直腸 Intestinum rectum,(=終腸 Intestinum terminale), Mastdarm
脾臓 Lien, Milz