蓋板 Lamina tecti

J0568 (右側の中大脳動脈と脈絡膜動脈、尾側図)

J0829 (10.4mm頂殿長の人間の胎児の脳、右半分:左方からの図)

J0830 (13.8mm頂殿長の人間の胎児の脳、右半分:左方からの図)

J0831 (46.5mm頂殿長の人間の胎児の脳、右半分:左方からの図)

J0833 (脳幹:脳の正中断面を左側からの図)

J0900 (頭部正中断面のクモ膜下腔、左半分:右方からの図)

図421(菱形窩の表面像)

図422(脳幹、四丘体付近、菱形窩)

図428(中脳、間脳および尾状核の上方からの図)
基本構造と位置
- 中脳脳幹部に位置する四丘体板(蓋板)は、視覚・聴覚情報処理の中枢である (Moore et al., 2018)。
主要構成要素
- 下丘腕は、聴覚系の上行性伝導路として、内側膝状体と下丘を連結する (Standring, 2020)。
- 上丘腕は、視索線維束として、上丘と外側膝状体を連絡する。
- 下丘は聴覚情報の処理・伝達を担い、上丘は視覚情報処理と頭部・眼球運動の制御を行う (Purves et al., 2019)。
機能的特徴
- 視覚・聴覚系の重要な中継点として機能し、両丘が協調して感覚情報を処理する (Hall, 2021)。
臨床的意義
- 障害により視覚・聴覚の統合障害や眼球運動異常が生じ、中脳蓋板症候群では、上方注視麻痺などが出現する (Snell, 2019)。
発生学的特徴
- 中脳胞の背側部から発生し、胎生期の神経管の発達過程で形成される重要な構造である (Sadler, 2019)。
- 発生初期は単層の神経上皮として始まり、後に層構造を形成して成熟する。
解剖学的関係
- 前方は松果体に接し、後方は上小脳脚と上髄帆に連続する (Nolte, 2020)。
- 中脳水道を背側から覆い、第四脳室との連絡を形成する。
血管支配