大腿静脈
大腿静脈は、下肢の主要な深部静脈の一つで、以下のような特徴があります:
- 内転筋管裂孔で膝窩静脈から始まります。
- 大腿動脈とともに走行しますが、その位置関係は変化します:
- 大腿下部では動脈の外側に位置します。
- 上方に向かうにつれて動脈の深層を通ります。
- 大腿近位部では動脈の内側に位置するようになります。
- 最終的に鼠径靱帯の深層で血管裂孔を通過し、腹腔に入って外腸骨静脈となります。
この静脈は、下肢から心臓へ血液を運ぶ重要な役割を担っています。
J0444 (男性右外側の鼡径輪と卵円窩)
J0445 (右側の男性の鼡径管(第2層):前方からの図)
J0446 (男性右側の鼡径管(第3層):前方からの図)
J0489 (右側の鼡径部の筋を鼡径靱帯の直下で切断した図)
J0598 (右大腿表層の動脈:腹面図)