坐骨海綿体筋 Musculus ischiocavernosus

J0596 (男性会陰の動脈)

J0597 (女性会陰の動脈)

J0624 (女性会陰の静脈)

J0786 (左側の骨盤壁を除去した後の男性の骨盤臓器:左方からの図)

J0788 (陰茎、球海綿体筋および筋膜と皮膚の一部を除去:下方からの図)

J0789 (陰茎海綿体と尿生殖三角:下方からの図)

J0799 (女性の前庭球と尿生殖三角:下方からの図)

J0805 (男性の会陰筋:下方からの図)

J0806 (女性の会陰筋:下から見た図)

J0808 (男性骨盤:前面からの切断面)

J0972 (男性の会陰の神経:下方からの図)

J0973 (女性の会陰の神経:下方からの図)
坐骨海綿体筋は会陰部に位置する重要な筋肉で、解剖学的および機能的に以下の特徴を持ちます(Moore et al., 2018):
解剖学的特徴
- 起始:坐骨結節および坐骨枝の内側面(Standring, 2020)
- 停止:男性では陰茎海綿体の白膜、女性では陰核脚の白膜に停止(Gray and Carter, 2021)
- 形態:筋繊維は陰茎/陰核脚を取り囲むように配置され、女性よりも男性で明らかに発達しています(Netter, 2019)
- 近接構造:深会陰横筋および球海綿体筋と隣接し、会陰三角の側部を形成(Drake et al., 2020)
- 神経支配:会陰神経(S2-S4)の枝である深会陰神経によって支配されます(Agur and Dalley, 2017)
- 血液供給:内陰部動脈の会陰枝および深会陰動脈から(Williams and Warwick, 2022)
機能
- 主機能:陰茎/陰核海綿体の基部を圧迫し、静脈血の流出を防止(Dean and Lue, 2005)
- 勃起機能:勃起状態の維持を補助し、勃起組織内の血圧を高める(Andersson and Wagner, 1995)
- 射精時:収縮によって尿道球部を圧迫し、射精時の精液排出を補助(男性)(Shafik et al., 2006)
臨床的意義
- 骨盤底筋機能障害:この筋肉の弱化は性機能障害と関連することがあります(Bo et al., 2015)
- 会陰部損傷:分娩時の会陰裂傷や外傷によって損傷する可能性(Delancey et al., 2007)
- リハビリテーション:骨盤底筋トレーニングの対象筋として重要(Kegel, 1948; Dumoulin et al., 2018)
この筋肉は生殖器機能、特に勃起と射精のメカニズムに重要な役割を果たしており、骨盤底筋群の一部として尿生殖機能全体にも寄与しています(Raychaudhuri and Cahill, 2008)。
参考文献