上葉(肺の) Lobus superior pulmonis

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J0747 (右肺:前外側方からの図)

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J0748 (左肺:前外側方からの図)

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J0749 (右肺:内側からの図)

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J0750 (左肺:内側からの図)

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J0751 (気管とその右気管支の走行:右側からの図、半分は図式図)

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J0752 (気管とその左気管支の走行:左側からの図、半分は図式図)

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J0753 (気管とその枝の鋳造:前方からの図)

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J0757 (12歳少年の胸部臓器:前方からの図)

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J0760 (胸骨を通る水平断面:上方からの図)

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J0761 (胸骨を通る水平断面:上方からの図)

肺の上葉は、右肺と左肺の最上部に位置し、胸郭頂から水平裂(右肺)または斜裂(左肺)までの領域を占める重要な解剖学的構造です(Gray and Carter, 2023)。横隔神経、鎖骨下動静脈、胸管(左側)などの重要な構造物と近接しています(Moore et al., 2024)。

解剖学的特徴と区域構造

右上葉は3つの肺区域に分類されます:S1(尖区)、S2(後区)、S3(前区)であり、それぞれB1~B3気管支により換気されます(Netter, 2024)。一方、左上葉は上区(S1+2:尖後区、S3:前区)と舌区(S4:上舌区、S5:下舌区)で構成され、対応する区域気管支により換気されます(Netter, 2024)。各区域は胸膜による被覆を受け、分葉により周囲組織との可動性が確保されています(Gray and Carter, 2023)。

血管走行と神経支配

各区域には、以下の血管系が分布します(Moore et al., 2024):

気管支は気管支動脈に伴走し、区域気管支から亜区域気管支へと分岐します。肺動静脈は区域間を走行し、特に区域間静脈は画像診断における重要な解剖学的指標となります(Moore et al., 2024)。

臨床的意義

感染症

結核は上葉後区に好発し、初期変化群(primary complex)として知られる特徴的な病変を形成します(Kumar and Abbas, 2024)。これは結核菌の好気性と上葉の高酸素分圧環境が関連しています。

腫瘍性病変

上葉は原発性肺癌の好発部位です。特に肺尖部に発生する胸壁浸潤型の腫瘍(Pancoast腫瘍)は、腕神経叢や交感神経幹への浸潤により、Horner症候群や上肢の神経症状などの特徴的な症候群を呈します(Kumar and Abbas, 2024)。

画像診断

胸部X線写真では上葉陰影は重要な診断指標となり、CTでは区域間静脈を指標とした精密な区域同定が可能です(Moore et al., 2024)。

外科的考慮

区域解剖の理解は、区域切除や肺葉切除などの精密な胸部外科手術に不可欠です(Moore et al., 2024)。血管走行の変異も考慮する必要があります。