



位置と形態
声帯突起は、披裂軟骨の前下部から前方へ水平に突出する細長い突起である。その長さは約5-7mmとされている(Standring, 2021)。
声帯突起の先端には弾性軟骨組織が存在する(Hirano and Sato, 2022)。この構造は声帯の柔軟性と振動特性に重要な役割を果たす。
声帯突起には以下の重要な構造が付着する:
声帯突起は声帯の緊張度調節において中心的な役割を担う(Friedrich and Remacle, 2021)。声帯靭帯と声帯筋の固定点として機能し、声帯の適切な緊張と声門閉鎖を可能にする(Zhang, 2022)。
病態
声帯突起の運動異常や損傷は、発声障害や嗄声(声枯れ)を引き起こす(Sataloff, 2023)。反回神経麻痺や披裂軟骨脱臼による位置異常は、声門閉鎖不全をもたらす(Eckley et al., 2024)。
診断
喉頭内視鏡検査において声帯突起は重要な観察指標となり、特に声帯麻痺の診断に有用である(Kendall, 2022)。