直腸の筋層は、内輪筋層が移行部付近で最も肥厚し、内肛門括約筋を形成して終わります。一方、外縦筋層は徐々に肛門挙筋(縦走する骨格筋)に置き換えられ、最終的には結合組織中で終わります。また、内肛門括約筋の外側には横走する横紋筋があり、これを外肛門括約筋と呼ばれます。