0707 (直腸肛門部の断面)

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J0707 (直腸肛門部の断面)

拡大比率:2:1

この画像は「直腸肛門部の断面」を示す解剖図です。拡大比率は2:1となっています。

図の左側には直腸の粘膜の拡大図が示されており、多数の小さな窩(くぼみ)が見られます。

右側の断面図では、直腸肛門部の構造が詳細に示されており、以下の部分が標識されています:

  1. 筋層(直腸の)- 直腸の筋層全体
  2. 輪筋層 - 直腸の筋層の内側部分
  3. 肛門挙筋 - 骨盤底を形成する筋肉
  4. 粘膜(直腸の)- 直腸内部を覆う粘膜組織
  5. 縦筋層 - 直腸の筋層の外側部分
  6. 肛門洞 - 肛門管内の陥凹
  7. 肛門移行帯 - 直腸粘膜と肛門上皮の境界領域(痔帯とも呼ばれる)
  8. 内肛門括約筋 - 肛門を取り囲む内側の括約筋
  9. 外肛門括約筋 - 肛門を取り囲む外側の括約筋
  10. 脂肪層(皮下組織の)- 皮膚下の脂肪組織
  11. 皮膚 - 最外層の組織

図は元々W.Spalteholzのアトラス第13版(1933年)のFig. 706およびFig. 707から引用されています。