大腿二頭筋
大腿二頭筋は、大腿後面に位置する筋肉で、以下の特徴を持ちます:
- 2つの頭部から構成されています:
- 長頭:2関節性で、坐骨結節から起始します。
- 短頭:1関節性で、大腿骨の粗線外側唇中1/3と外側筋間中隔から起始します。
- 停止:両頭が合わさって腓骨頭に停止します。
- 機能:
- 股関節:長頭が大腿を後方斜めに動かします。
- 膝関節:屈曲と、屈曲時の下腿外旋を行います(唯一の膝関節外旋筋)。
- 神経支配:
- 長頭:坐骨神経脛骨神経部の枝により支配されます。
- 短頭:総腓骨神経部の枝により支配されます。
大腿二頭筋は、ハムストリングスの一部として重要な役割を果たし、歩行や走行など日常的な動作に不可欠な筋です。
J0215 (右の寛骨:筋の起こる所と着く所を示す外側からの図)
J0216 (右の寛骨:筋の起こる所と着く所を示す前外側少し下方からの図)
J0240 (右大腿骨と筋の起こる所と着く所:後方からの図)
J0249 (右の脛骨と腓骨、筋の起こる所および着く所:前方からの図)
J0250 (右の脛骨と腓骨、筋の起こる所および着く所:後方からの図)
J0500 (右殿部の筋:外側からの図)