大腿二頭筋 Biceps femoris muscle

J0215 (右の寛骨:筋の起こる所と着く所を示す外側からの図)

J0216 (右の寛骨:筋の起こる所と着く所を示す前外側少し下方からの図)

J0240 (右大腿骨と筋の起こる所と着く所:後方からの図)

J0249 (右の脛骨と腓骨、筋の起こる所および着く所:前方からの図)

J0250 (右の脛骨と腓骨、筋の起こる所および着く所:後方からの図)

J0500 (右殿部の筋:外側からの図)

J0501 (右側の殿部の筋:外側からの図)

J0503 (右大腿の筋:背面からの図)

J0504 (右側の臀部の筋(第2層):背面図)

J0505 (右大腿の筋:背面図)

J0506 (右大腿の筋:背面図)

J0508 (右膝の筋:腓側からの図)

J0509 (右下腿の筋:腓側からの図)

J0512 (右の下腿の筋:後方からの図)

J0600 (右大腿の動脈、背面図)

J0629 (右大腿の深部静脈:背面図)

J0962 (右の臀部の深部神経:後方からの図)

J0963 (右大腿の神経:後方からの図)

J0964 (右大腿の皮神経:後方からの図)

J0965 (右下腿の神経、後方からの図)

J0966 (右下腿の筋神経:後方からの図)

J0969 (右下腿の深部神経、前外側からの図)
概要
大腿二頭筋は、大腿後面外側に位置する二頭性の筋肉で、ハムストリングス筋群の外側成分を構成します。長頭と短頭の2つの頭部から成り、膝関節の屈曲と外旋、股関節の伸展に重要な役割を果たします(Gray and Carter, 2008; Standring, 2021)。
解剖学的構造
筋の構成
- 長頭(Long head):坐骨結節の後外側面および仙結節靭帯から起始する二関節筋で、全長約25-30cmの紡錘形筋腹を形成します。筋線維は近位から遠位へ斜め下方外側へと走行し、大腿後面の外側を占めます(Netter, 2019; Standring, 2021)。
- 短頭(Short head):大腿骨粗線(linea aspera)の外側唇遠位1/2〜1/3部、外側上顆稜および外側筋間中隔から起始する単関節筋です。筋線維は近位外側から遠位内側へと走行し、長頭の深層に位置します(Moore et al., 2018; Drake et al., 2020)。
- 両頭は大腿遠位部で合流し、共通腱を形成して腓骨頭の外側面および外側側副靭帯に停止します。一部の線維は膝関節包後外側部および脛骨外側顆にも付着します(Tubbs et al., 2019; Standring, 2021)。
付着部位の詳細
起始(Origin):
- 長頭:坐骨結節後外側面の粗面および仙結節靭帯。半腱様筋・半膜様筋と共通腱を形成して起始することが多い(Clemente, 2010; Standring, 2021)。
- 短頭:大腿骨粗線外側唇の遠位1/2部、大腿骨外側上顆稜、外側筋間中隔の近位部(Drake et al., 2020)。
停止(Insertion):
- 主停止部:腓骨頭の外側面および後面。強靭な腱として付着し、腓骨頭の輪郭形成に寄与します(Standring, 2021)。
- 副停止部:外側側副靭帯への腱線維の放散、膝関節包後外側部への付着、脛骨外側顆後面への一部線維の延長(Tubbs et al., 2019)。
筋の形態と寸法
- 長頭の筋腹長:約25-30cm(個人差あり)
- 短頭の筋腹長:約10-15cm
- 共通腱の長さ:約8-12cm