母指内転筋
母指内転筋は、手の母指球筋の一つで、以下のような特徴があります:
- 位置:手掌腱膜、長指屈筋、第1および第2虫様筋に覆われています
- 構造:斜頭と横頭の2つの頭部を持っています
- 起始:
- 斜頭:手根骨、手根骨から放出する靱帯線維束、および第2中手骨の底部
- 横頭:第3中手骨の掌側面
- 停止:両頭の総終末腱は、近位中手骨指節関節の尺側種子骨と母指基節骨底に付着します
- 機能:
- 主に母指の内転(手のひらに近づける動き)を行います
- 母指を対立位にしたり屈曲したりする際にも協力的に働きます
- 神経支配:尺骨神経の深枝(C8とTh1)から支配を受けています
母指内転筋は、他の母指球筋(短母指外転筋、短母指屈筋、母指対立筋)と共に母指の動きを制御します。これらの筋肉は互いに密接に結合し、一つの筋肉塊を形成しているため、個別に分離することは困難です。
J0205 (右の手骨:筋の起こる所と着く所を示す手掌側からの図)
J0206 (右の手骨:および筋の起こる所と着く所を示すの背面からの図)
J0482 (右手掌の筋)
J0484 (右の母指球の深筋)
日本人のからだ(本間敏彦 2000)によると
母指球筋