長母指外転筋
長母指外転筋は、前腕の深層に位置する筋肉です。以下にその主な特徴をまとめます:
- 起始:尺骨と橈骨の背側面、および前腕骨間膜
- 停止:第1中手骨底(母指の中手骨基部)
- 機能:主に母指(親指)の外転(手のひらから離す動き)を行う
- 位置:前腕の背側(手の甲側)に位置し、他の手の筋肉と交差する
- 特徴:短母指伸筋と発生的・機能的に一体化し、しばしば筋腹が融合している
- 副腱:停止腱に高頻度(94%)で副腱が存在し、大菱形骨、短母指外転筋、または関節包に付着することがある
この筋は、手首と母指の動きに重要な役割を果たしています。
J0184 (右前腕骨:筋の起こる所と着く所:回外位の手の裏側からの図)
J0206 (右の手骨:および筋の起こる所と着く所を示すの背面からの図)
J0471 (右前腕の筋:前面からの図)
J0472 (右前腕の筋:手掌側からの図)
J0474 (右前腕の筋(第3層):掌側図)