
J0175 (右上腕骨とその筋の起こる所と着く所:前方からの図)

J0176 (右上腕骨と筋の起こる所と着く所:後方からの図)


J0184 (右前腕骨:筋の起こる所と着く所:回外位の手の裏側からの図)

J0206 (右の手骨:および筋の起こる所と着く所を示すの背面からの図)










総指伸筋は、前腕背側の浅層に位置する伸筋群の主要な筋肉であり、第2~5指(示指から小指)の伸展を担当しています。手の精密な動きに不可欠な役割を果たし、日常生活動作において重要な機能を有しています (Standring, 2016)。
起始:総指伸筋は以下の部位から起始します (Moore et al., 2018):
停止:第2~5指の中節骨および末節骨背側面(指背腱膜を介して)
総指伸筋の起始部は、上腕骨外側上顆に付着する共通伸筋腱の一部を形成しており、この部位は臨床的に重要な意義を持ちます。外側上顆炎(テニス肘)の主要な病変部位となることが多く、総指伸筋を含む伸筋群の過度の使用や反復的なストレスにより炎症が生じます (Bisset and Vicenzino, 2015)。
総指伸筋の筋腹は前腕の上部2/3を占め、紡錘形の形状を呈しています。前腕の遠位1/3において、筋腹は4本の独立した腱に分岐します。これらの腱は以下の経路を辿ります (Netter, 2019):
伸筋支帯下の第4腱区画は、総指伸筋腱と示指伸筋腱が共有する区画であり、この狭い空間を複数の腱が通過するため、腱鞘炎や滑膜炎の好発部位となります (Standring, 2016)。